1999年12月19日<日>19時37分
新作情報189「愛と凌辱の日々」(死夜悪・アタッカーズ)主演:小室友里 監督:不明
1999年度100本目の新作情報です。昨年は89本でしたが、今年は大台に乗せることが出来ました。これは私の物好き(笑)もありますが、一重に皆さんのご支援の賜物であると思います。特にSMに関する発言の場を与えて下さった麗華さんには、改めて感謝致します。
さて、100本目は注目の小室友里の最新作を取り上げます。結論を言ってしまえば、keiさんのおっしゃる通り46分だけ見れば良い作品です。ただし、タコビデオではなく良く出来た凌辱ビデオと言って良いと思います。これは、脚本、演出が良いのではなく、小室友里の演技力のおかげです。言いかえれば他の女優が演じたらタコビデオとなった可能性の高い作品でもあります。
OLの小室友里は同じ会社に勤めるカズヨシという社員と婚約しています。小室は幸せを感じていますが、一方ではカズヨシの上司である課長にも何故か惹かれていて、そのことに少し悩んでいます。
ある日、小室は課長に飲みに誘われ、いつのまにか眠ってしまいます。気がつくと小室の胸にはロープが巻かれ、目の前に課長が立っていました。課長は小室が自分に気があることを気づいていました。また彼は過去に婚約解消された経験があります。彼の婚約者は別の男に走り、簡単に彼を捨てたのでした。この経験は全く小室とは関係ありませんが、課長は婚約者以外の男に恋心を抱く小室を憎み、小室を犯し凌辱し、その写真をカズヨシに送り付けます。
写真を見たカズヨシは小室を詰問し、嫌がる小室にセックスを強要します。何もかも嫌になった小室はカズヨシを出刃包丁で刺し殺してしまいます。
この作品は75分の大作で、ストーリーも凝っています。ただ、凝りすぎて何故小室が凌辱されなければならないかという理由が若干不明確になってしまいました。その意味ではほかの死夜悪作品「女豹」「ショムサン悲歌」のほうが、凌辱ビデオとして優れていると感じます。ただ、これは個人の趣味の問題ですね。
責めの内容は以下の通りです。
1) 白いブラウス、黒いスカートで胸の上下に黒いロープを巻かれ、仰向けに横たわった小室が課長に裸にされ、犯されるシーン。ロープは巻かれていますが、腕は縛られていません。したがい、緊縛感は全くなく、ロープは飾りでしかありません。課長は婚約者に逃げられた自分の過去をくどくどと説明しながら、小室を凌辱します。趣味の問題ですが、個人的にはくどくどとしゃべりながら女を責めるシーンというのは好きでありません。責められる女性の乳房や性器、愛液の量についてからかいながら責めるのは言葉嬲りになりますが、自分の境遇を説明されても、見ている方はあまり興奮できません。ストーリーの運びからは必要なのでしょうが、もう少しシンプルにして欲しかったです。抵抗する小室の演技は良いです。
2) 全裸で1)と同じポーズで仰向けに横たわる小室へのクリップ責め。このシーンでも小室の腕が縛られていないのは非常に残念です。まず、ボールギャグを噛まされて仰向けに寝かされた小室が映ります。嘘でも良いから腕を後ろに回して、横たわっている小室の姿が見たかったです。責めそのものは良いと思います。小室のボールギャグを外した課長が「例のものを持って来い」とバーテンに言います。そして、いくつもの木製クリップが小室の身体の上に落ちます。課長はクリップを小室の乳房にゆっくりと装着します。装着前の小室の怯えた表情、装着されたときの苦痛の表情はさすがです。クリップは乳房、腹にゆっくりと装着されます。「痛いか、これでだんだんと気持ち良くなるんだから、女の身体ってのは不思議だな」という課長の科白も良いです。ただ、クリップはあまり強力なものではなく、小室の表情も余裕があるようにも思えました。
3) クリップを外され媚薬を飲まされた小室への指責め。胸の上下に相変わらずロープが巻かれていますが、拘束とは関係ないロープは無いほうが良いです。この指責めのシーンも小室の演技が光りました。課長とバーテンでゆっくりと小室の脚をM字に開き、性器をふたりで広げてゆきます。課長が指を入れて、「どうだ」と聞くと小室は「き、気持ちよ、良くなんかない」と悶えます。タコ女優がこの手の科白を言うと画面が壊れますが、小室の科白はそそられます。性器からのぴちゃぴちゃという音も雰囲気を出しています。ただ、最後、小室が簡単にイッテしまうのが少し残念でした。ぴちゃぴちゃという音がしてから、イクまでの時間が短すぎたように思えます。ここまで、keiさんが紹介された通り、46分でした。ここからフェラチオへと移行します。
4) 小室が婚約者にむりやりセックスされるシーン。ミニスカートを脱がされ、性器に指をつっこまれ、犯されるシーンはレープシーンのお決まりですが、考えてみるとこのふたりは婚約中なのです。したがって、小室が抵抗しても、その抵抗の底に流れる複雑な彼女の心境が理解できないと乗れないシーンです。残念ながら私は、それが十分に理解できず、あまり興奮できませんでした。ラストの刺殺シーンは残酷で最後まで見られませんでした。
以上、丁寧に作られた作品で、損をしたという気分にはなれませんでしたが、個人的には「女豹」の方が好きです。「女豹」では何故小室が凌辱されなければならないかという点が明確であること、女盗賊として活躍する冒頭のかっこ良さと凌辱での惨めさとのギャップが良くでていることにより、作品に素直に入り込むことができたように思えます。この作品は凌辱ビデオとしては複雑すぎるかもしれません。また、クリップ責めのシーンでは腕を拘束して欲しかったです。小室がここまでやってくれたのに、腕を縛るくらいできなかったのでしょうか。返す返す残念です。
ただ、小室友里の良さは再認識しました。冒頭、もやもやした自分の気持ちを吹っ切るように、空に向かって「カズヨシ、太陽がいっぱいだね」と言うシーンがあります。寒い科白ですが、彼女が言えばそうかなと思ってしまいます。