新作情報287「蛇縛の自暴自棄」(蛇縛)主演:中河原 椿 監督:不明 
男優:速水健二 M男

蛇縛(アタッカーズ)シリーズの47作目、今回は女流SM小説家の女王様が速水健二の手により、M女に堕ちて行く様を描き出している。
主演の中河原椿は城戸真亜子似、男顔でなかなかの美人、スレンダーで胸はCカップ程度。

冒頭、BGMと伴にSMルーム。チェーンブロック、ハイヒール、赤の革手錠が映し出され、黒のボンデージ・コスチュ−ムに身を包んだ中河原椿が登場する。
牢屋に監禁されたM男。首輪とそれに連なる鎖をつけられ、うなだれた表情。
椿女王が牢屋に入ると、M男に「今日は可愛がって上げるよ」と告げ、チェーンをつかんで牢屋から引き連れ、床に正座させると、自分は椅子に座り、履いているブーツをM男に見せ、
「舐めたいか」
「舐めたいです」
「綺麗に舐めるんだよ」
とのやり取りの後、エナメルのブーツを舐めさせる。ひとしきり舐め終わった頃「もういいわ、おまえの好きなことをしてあげる」
ご褒美とばかりに、M男を革手錠のまま両手吊りにし、鞭を振り降ろす。
「この鞭でおまえを可愛がって上げる」
着ているシャツを背中側を縦に引き裂き、前はボタンを引きちぎり、強めの鞭を多数打つのだが、どことなくギコチナイ打ち方に見える。

シーンは変わって椿の書斎。原稿用紙に執筆しているのだが、書いている文字は「S男M女」を連記しているだけ。
突然ペンを置き、目を閉じて何かを深く考え込む椿。
シーンは先ほどのSMルームの牢屋へ変わるのだが、中に囚われているのはM男ではなく、椿自身。
そこに速水健二が鍵を開けて入ってくると、「いつものように可愛がってやる。さっ、立て」
椿の首に繋がっているチェーンをつかむと、そのまま牢屋の外に引き立てる。
速水は椅子に座り、椿をその前に正座させる。
「1本1本丁寧に舐めるんだぞ」
「舐めさせてください、お願いします」
先ほど椿がM男にブーツを舐めさせたのと全く同じ方法で、速水の裸足の足を舐めさせられる椿。
時折、速水は手にした乗馬鞭を四つん這いで足を舐める椿の背中に振り下ろす。
しばらくそのシーンが続き、一通り舐め終わった頃「そんなにいい子のおまえにはご褒美を与えてやろうか」
「ハイ」
「どんなご褒美をやろうかな」
「・・・・・」
「ようし、痛いご褒美がいいか気持ちいいご褒美がいいか、どんなご褒美がいい?」
「・・・・・」
「さあ立て」
首に繋がれたチェーンを引き、立ち上がらせる。
続いて鞭打ちのシーン。革手錠で両手吊り。白いパンティーにブラウス姿。
「この綺麗な身体にご褒美をくれてやるな」
ブラウスの背中を縦に勢いよく引き裂き、前ボタンも引きちぎり、
「打たれるとどうなるんだ、おまえの身体は」

「気持ちいいです」
「ここはどうなんだ」
と、鞭の柄でパンティーの上から局部を撫でる。
「濡れてきます」
「そうか、じゃ、濡らしてもらおうか、タップリとな」
後ろを向かせ、尻をめがけて縦に数発、強めの鞭を振り下ろす。
「こうやってぶたれて、焦らされて、触られればおまえのは熱く濡れてくるんだ」
「ハイ」
再び縦に強めの鞭が振り下ろされる。
続いて胸にもリズミカルに強い鞭が沢山当てられる。
目を閉じて気持ち良さそうに鞭を受ける椿が大きく映しだされる。
かなり多くの強めの鞭を受け、尻から背中へ掛けて赤く腫れ上がる。
途中で速水健二のお得意のセリフで椿の気持ちを高揚させるシーンを何度か挟み、合計で100発を越す強い鞭が当てられた。
「そんなに良かったか。また遊んでやろうな」
「・・・・・」
椿は速水の問いかけには無言であったが、その表情は「お願いします」のサインを発しているのが充分に伝わってくる。
両手吊りのまま微動だにせず、目を閉じてじっと余韻に浸っている椿をカメラは映し出す。
ここで場面は先ほどの書斎へと変わるのだが、椿が速水から受けた責めは、彼女自身がさきほどM男に行った責めと同じで、すなわち、椿の妄想であったことを悟らされる。
現実はSの女王様であるが、強いM性も秘めていることがハッキリとわかる。

椅子から立ち上がると、机の上に並べられた書籍類を勢いよく床にはらい落とし、引出しからボンデージ・コスチュームを取り出し、SMルームでM男にローソクを浴びせる。

M男を四つん這いにさせ、背中にまたがり尻にローソクを垂らしているところへ早見が登場する。
「椿」
「あなたは」
妄想の中の人物が、自分の目の前に立ち、語りかけている。
「自分の気持ちに正直になりなさい」
「正直って?」
「おまえは責めることより責められたいと思っているはずだ」
図星を突かれた椿の表情をカメラが捉える。
ボンデージ・コスチュームのまま後ろでに縛られ、丸椅子に背もたれに向けて固縛され、縄尻は天井に伸び、両足は大きく開かされた椿。
「アッ、アッ」とため息のような声をあげて悶える。
このシーンがしばらく続き、カメラは椿の身体全体をを舐め回すように執拗に映し出す。
腕に食い込んだ縄、股間に回された縄がかなり強く掛けられていることが判る。
目を閉じ、意図的に自分の胸を背もたれに押し付け、縄の感覚に浸っている椿。
次は後手縛りのまま床に寝かされ、片足を天井に向けて90度近い角度で吊られ、両足を大きく広げられた状態で放置された椿を映し出す。「ウーッ、ウッ」と控えめなうめき声を発しながら悶える椿を、またしてもカメラが遠近を付けて映し出す。
キリキリと縄の軋む音が効果的に響き、辛さに耐える椿の表情を美しく描き出す。
革手錠、黒いマットの上に全裸で四つん這い。
「君の本性を暴いてやる」
速水は手にしたローターで背後から局部を刺激し始める。
「ハズカシイ」
アナルが見えるほどハッキリとローターでいじくられている局部が映し出される。
次は仰向けに寝かされ、足を大きく広げさせられた状態でローターでの責め。
「感じて声を出して全部さらけ出すんだ」
速水の得意とするネットリとした責めで徐々に登りつめる椿。
ここで本性を曝け出し、女王のプライドを徹底的に否定される。
イカされる前にローターは止まり、白いバイブに持ち替えられ、テクニシャン速水の緩急を付けたバイブにより、一気に絶頂へと達した椿だったが、イキ方は非常に地味。
同じ場所、同じスタイルのままローソク責めへと移行する。
ローソクを見た瞬間「イヤイヤ」の表情は見せるのだが、抵抗することなく責めを受ける。
「アーッ、ウッ」胸を中心に上半身に多量の蝋が落とされる。
四つん這いで背中と尻、仰向けで下腹部へと蝋は落ちる。
「許してくださいご主人様。私はM女ですと言ってみろ」
「私はM女です」泣きながら言う椿。
上半身を抱きかかえられ、2本の太いローソクから落ちる蝋涙を胸で受ける。
「おまえの奴隷を気持ちよく昇天させられるか」
M男が呼ばれ、奴隷にフェラを強要される椿。
目を閉じ、屈辱の表情で奴隷のモノを咥える椿の背中に蝋燭が垂らされる。
熱い蝋に耐えながら必死でフェラを続け、最後は顔面に発射される。
奴隷の前で屈辱を受け、初めて涙を見せる。

赤いボールギャグを噛まされ、ローソクがついたまま後手立ち縛りで吊るされる。
鞭を持った速水の「綺麗な身体が蝋燭だらけになっちまったな、落としてやるよ、これで」
とのいつものセリフの後、胸、下腹部、尻、背中と、強い鞭が振り下ろされる。
20発を超える鞭の後、
「大分綺麗になったな、もっと良くしてやろう」
ここで許されたわけではないことを悟った椿の苦悶の表情には構わず、無常の鞭は続く。
いつのまにか手にした鞭は2本に増え、両手に持っての2本打ちに変わる。
足を開かせられ、尻と股間への往復鞭も加わり、必死に絶える椿。
鞭が止むと洗濯バサミが登場し、胸と顔を30本ほど挟まれ、さらに鞭が追い討ちをかける。
2本の鞭で大振りに洗濯バサミをはらい落とす速水と、痛みに必死に耐える椿。
「泣いて泣いて涙を流せ」
ヨダレを垂らし、うめき声をあげる椿。それを見て笑う速水。
合計で100を超える鞭から開放され、身体を震わせ、余韻に浸る椿。
カメラは涙こそ流さないが、泣きつづけるその表情を映し出す。
蝋燭を綺麗に落とした椿は、次に両手後ろ手縛り、足を大きく広げたままでブランコ吊り。
糸で錘を付けられた洗濯バサミで乳首、ラビア、太股、鼻と計10個くらいを挟まれ、先ほどの太いバイブを入れられ、その痛みと快感に必死に耐える椿。最後にうめき声をあげるのだが、イッタかどうかは不明。

以上が簡単なストーリーですが、蛇縛作品ははシネマジックやアートに比べると、責めはハードで、この47作目も、蝋燭は多く、鞭も強くて数が多く、さらに洗濯バサミも錘をブル下げるなど、一つひとつの責めがハードで時間も長いようです。
女優も美人で、表情は少し乏しい部分がありましたが、必死に耐えるその表情は中々のものでした。

総括すればこの作品は優秀作でしょう。蛇縛シリーズに親しんでいなかった方々にも是非見ていただきたい作品です。
蛇縛47作品中、1番の出来と私は思います。47作品中、個々の責めでは他に良いシーンはあるにはありましたが、作品全体を通した出来栄えは1番ではないでしょうか。
とにかく見応えのある作品で、私自身、新作にはほぼ目を通しておりますが、ここ2ヶ月ほどで最も印象に残った作品でした。
見終わった時にデッキのタイマーを見たら、1時間20分でした。どうりで見応えがあるわけだ。

     (以上 てんさん)