新作情報
293「蛇縛のご奉仕」(蛇縛・アタッカーズ)主演:矢沢ようこ 監督:不明某常連さんが決死の思いでタイトルの作品を裸ご法度のインドネシアに持参してくれました。その方の勇気と友情を称えつつ、久々の蛇縛の紹介をします。因みにその方はSMマニアではありません。ビデオを買うときは相当恥ずかしかったと思います。改めてお礼申し上げます。
日本で最後に蛇縛を見たのは大石ひかるの「蛇縛の傲慢調教」でした。これを見たのが昨年の6月でしたので、かなりの時間がたっていて、作風も変わってきているようです。最後に見た作品との相違点は
1)ファックシーンが取り入れられるようになった。ファックシーンを排除し、緊縛・拷問・調教のみをテーマに据えたのが蛇縛の売りだったが、これにより蛇縛の他のレーベルとの決定的相違点がなくなってしまった。ただし、ファックは中出しで、この点がシネマジック等の大手レーベルと一線を画すところか。
2)この掲示板で評判の悪かったフェラチオ付きの蝋責めシーンがなかった。
以上が相違点ですが、パンティだけを着けたときの緊縛シーンで、クロッチ部分を縄で絞り、簡易フンドシのようにパンティを変形させるという点は変わっていません。これも不自然なので、止めて欲しいと思っています。
主演は矢沢ようこ。個人的にお気に入りの女優です。「インモラル天使」を見たときはあまり良いとは思いませんでしたが、「奴隷秘書」の高慢さと鞭責めでの涙のギャップ、「被虐の女戦士」での姉(藤森加奈子)との連縛での鞭、いけないと思いながらイッテしまうバイブ責め、失禁付き電気責めを見てファンになりました。美人と言いきって良い器量と長い脚、その割にけっこうきつい責めも受け入れる根性と、優良SM女優と思います。
お手伝いの矢沢ようこは人気ポルノ作家速水健二宅の住み込みのお手伝いさんです。速水が留守のとき、書斎を掃除していた矢沢は偶然麻縄を発見します。もともとマゾの気があるのか、矢沢はその縄に頬ずりします。そこを速水の弟子のオオシマに見られ、オオシマはいやがる矢沢を縛り上げ、バイブ責め→フェラチオを強要します。
実はオオシマは速水には内緒でSM小説を書いていて、矢沢とのSMプレイを文章にし、間抜けにもその原稿を廊下に落してしまいます。その原稿を発見した速水は、矢沢とオオシマに目の前でSMプレイをするように強要します。そして、速水は引き続き矢沢を責め、その様子をオオシマに書かせるのでした。オオシマは実は速水のゴーストライターだったというのがストーリーとしてのオチのようです。
もう少し何か工夫があっても良かったかなとも思いましたが、DMMの縛ってやるだけという作品しか見ていない目には、こういった安直なストーリーでも新鮮に映ります。作品全体の出来は並+α↑といったところでしょうか。
このα↑は終盤のクリップ責めが素晴らしかったからです。
責めの内容は
1)オオシマによるバイブ責め→フェラチオ
エプロン姿の矢沢を後ろ手上下胸縄縛りV字縄付きで緊縛し、熊ん子バイブで責めます。服の上から乳房を責め、パンティを脱がし挿入して責め、最後は矢沢はイッテしまいます。時間的に長いですが、シーンとしては並と思いました。これは矢沢の反応に今ひとつ色気が感じられないこと。イヤなのにイカされるというのは「被虐の女戦士」と同様のシチュエーションですが、反応は「被虐の女戦士」のほうが遥かに良いと思いました。矢沢に責めに対する慣れみたいなものを感じてしまいました。続くフェラチオも並ですね。
2)再びバイブ責め→フェラチオ→ファック
パジャマで乳房を露出させられた矢沢を上下胸縄で縛り、再びバイブで責めます。反応は↑と大差なく思いますが、何となくこちらのシーンのほうが艶があったようにも感じます。バイブではイクまで責めません。フェラチオは↑ではいやいや型でしたが、こちらは受入型です。色責めでの矢沢は受入型のほうが良いかもしれません。ファックは正常位→バック→騎乗位→正常位の中出しと見応えがあります。ただ、オオシマがしゃべりすぎです。オオシマはアタッカーズの作品でたまに見る男優で、顔はジミー大西に少し似ています。どちらかというと、場を壊すタイプの男優と思います。
3)速水による鞭責め
黒いメード服でスカートをまくられてギャグを噛まされた矢沢をテーブルの上に四つん這いで拘束し、お尻への鞭責め。パンティはお約束のクロッチ絞り型です。この責めは速水の独壇場でしょう。鞭の音、矢沢のくぐもった叫び声が場を盛り上げ、矢沢の涙とよだれも嗜虐的です。矢沢の苦痛責めに対する反応の良さを再認識したシーンでした。時間的にも長く、見応えのあるシーンとなっています。
4)速水によるクリップ責め
この作品の最大の収穫と思います。パンティ姿(これもクロッチ絞り型)で後ろ手上下胸縄立ち縛りで右足を吊られた矢沢へのクリップ責めです。クリップは最初、矢沢の乳首の周辺に装着し、最後に錘付きクリップを両方の乳首に装着。さらに性器のびらびらにも装着するという責めです。
蛇縛のクリップ責めで良く見られるのは水平吊りでのクリップ責め→失禁というパターンと目蓋や鼻、唇にもクリップを装着というパターンが多く、一種のパーフォーマンス的なものになってしまい、絵的に美しくないと(個人的に)思っていました。しかし、今回の責めは非常にオーソドックスでクリップ責めの悲惨さと矢沢のルックスの良さのアンバランスが興奮を誘います。特に矢沢の反応が素晴らしいです。乳房にクリップを数個装着したところで、矢沢が「助けて」と聞き取り難いほど小さい声で叫びます。このセリフが台本にあるものなのか、矢沢から自然に出たものなのかは判りませんが、責められる女の哀しさが良く出たセリフで、非常に嗜虐的と思いました。このセリフの直後、矢沢の目から大粒の涙がこぼれます。非常に興奮できるシーンでした。
以上、矢沢ようこがファンであれば見ても損にはならないと思います。特に矢沢は他の作品ではクリップで責められたことがないので、最後のシーンは必見でしょう。
しかし、SMは良いですね。これを見たら、池野瞳の蛇縛とメビウスも見たくなりました。
(以上 西村 2001年11月)