新作情報431「蛇縛輪姦9」(蛇縛)主演:星野桃 監督:乱田舞
裸というのは飽きられやすい。蛇縛は薄消しと本番プレイで売り出した会社だが、新機軸も考えてるらしい。
けっこうストーリーに凝るになった。このこと自体は悪いことではない。
ただ、ストーリーを支えるためのセットとか演出ということになると、AVレベルではかなり難しい。
ストーリーと責めの内容とのかみ合わせの問題もある。
視聴者としては、ストーリーにのれて、ハードな責めに下半身が熱くなれれば一番いいわけだが、その両方を満たすのは、けっこう難しい。
「蛇縛輪姦9」も、その問題を十分に解決できなかった1本。
まず、この作品には前編となる1本があるのだが、それも含めてあらすじを書くと、女子高生の姉妹が、乱田を頭とする三人組のヤクザに襲われ、姉は縛られ痛ぶられてソープに売られる。
妹もレイプされるが、なんとか逃げおおせる。
妹は姉を見つけだし、乱田たちに仕返しするため、友達で彼女の親衛隊気取りの三人の男子高校生に相談する。
男子高校生たちは乱田の子分の一人をボコボコにする。
これに怒った乱田は3人の男子高校生を縄で殺す(このシーンは必殺仕事人の勇次のパロディです)。次に乱田の子分が、自分の部屋で寝ている妹を襲う。
ここからやっと、AV的なカラミのシーンに入るわけだが、やっぱり前ふりが長すぎ。
だいいちリアリティのない展開で、わざわざ見せる必要を感じない。乱田の必殺シーンなんてコメディ一歩手前。
細かいこといえば、警察はどうした。この子たちには親はいないのかと、思ってしまう。
それはそれとして、妹役で主演の星野桃はわりとかわいいです。ヤンキーっぽい顔の娘だが、それが気の強い女子高生にはまっている。
演技はやや過剰なくらいだが、私は悪くないと思う。
さて、レイプシーン。
彼女の部屋に押し入った二人の男が星野に襲いかかる。
星野が「なんで、あなたたちがここにいるの」と叫ぶ。これには笑った。私も同じ疑問をもったから。
ストーリーをきちんとすると、辻褄の合わないところが気になってしまうもの。
星野は「姉ちゃん、返せ」「本当に気持ち悪い」と台本通りらしい嫌悪感を示すが、悪くはないものの、男優二人の方が逆にひるんでしまったような感じになってる。このシーンはいまいち。
次に星野が乱田の所に連れていかれ責められるシーンになる。
後ろ手縛りで吊るして鞭。水平吊りにして鞭。
再び後ろ手縛りにしてローソク、洗濯バサミ。
いちおう一通りのことをやってるのだが、演技に気をとられているせいか、責めに持続性がない。
鞭も2.3発打ったらお休み。ローソクも少したらしておしまいという具合で、のっていけない。
その代わりに乱田のセリフがやたら入る。「おーし、喋るなよ」「あん?、あん?」などなど。
この「あん?」というのは乱田舞得意の文句だけど、何度も繰り返されてもももなあ。
やっぱり視聴者としては男優の演技ではなく、女優の苦悶なり痴態を見たいわけだし。
悪くいえば、セリフにこだわった分、手が止まっているようにも見える。
男優にせよ、女優にせよ、演技することは少しも悪いことではない。
ただ、できた映像が視聴者の期待にこたえるものでないと。
全体としてタコビではないまでも、5段階の3としか評価できません。
(以上ゾンビさん 2004年6月アップ)