
1年に1度しか、新作を見られない西村ですが、短時間で無駄なく一時帰国のビデオ漁りが出来るよう好みの女優は頻繁にチェックしています。今回の一時帰国では前から星りょう、青木玲、二宮沙羅、中島京子等をチェックしていましたが、静止画だけ見ているのと、動画のビデオを見たのではだいぶ差があります。例えば、中島京子は「女子アナはきっとこんなに違いない」のパッケージを見て、知的なイメージがありましたが、実際に動くところを見るとイメージがかなりずれてきました。また二宮沙羅はあまりにも野生的すぎました。
結局、イメージ通り、西村の好みだったのは青木玲、星りょうだけでした。
今回紹介するのはその青木玲主演の龍縛モノ。古き良き昭和の緊縛をテーマにした意欲作です。主演の青木玲のプロフィールは「名前青木玲 よみあおきれい 生年月日1984/07/11 身長158cm 3サイズ86/59/88 血液型O型 出身地東京都 趣味料理 特技バトミントン 料理」。オフ会のときに、小室芹奈さん(リナちゃん)と「被虐の女戦士」の話になり、その中でキャットファイトを演じた青木玲のことをリナちゃんは「玲ちゃん、とってもきれいよ」と言っていました。その言葉通り、きれいな近所のお姉ちゃんという感じがします。今回の役どころは元恋人との縄の情事が忘れられず悩む人妻という難しい役ですが、難なくこなしています。セリフはきちんとしゃべれるし、表情で演技できるし、優良AV女優のひとりと思います。もっと活躍して欲しい女優さんです。
さて、「紅い花」ですが、設定は複雑です。面倒なので、帯をそのまま書かせてもらうと「慶介と長一郎、二人の男に愛された雪絵(青木)。恋か友情か…友情を選んだ慶介は最愛の女性・雪絵を親友である長一郎に譲り、雪絵は長一郎の妻となった。長一郎の性癖により緊縛でしか満足できない体になった雪絵…三人の後悔と自責の念が激動の『昭和』に渦巻く」。
「昭和」は昭和40年頃のようです。安田講堂紛争の頃です。個人的には昭和は45年すなわち万博以前と以降に分断されると思っています。モーレツという言葉が45年以前、ビューティフルという言葉に代表されるように環境問題がクローズアップされてきたのが45年以降と思います。因みに現在のインドネシアはモーレツの時代です。経済は高成長を維持し、超高層ビルが次々に建設されています。空気は汚れ、行政は環境に手を回す余裕がなさそうです。
ついでにSMについて言えば、昭和50年ごろがひとつの区切りのような気がします。この頃、谷ナオミが活躍。SMも雑誌も「奇譚クラブ」の暗さにポルノ雑誌的要素の加わったSMセレクトが発刊されました。SMはまだまだマイナーなサブカルチャーでしたが、変態だけはなく、ポルノとして認識されたのがこの頃だったと思います。また、緊縛グラビアもこの頃から脇の下で胸の下縄を固定する「留縄」を使うようになりました。グラビアのモデルがだんだんときれいになり、グラビアに緊張感が出てきたのが53年頃ではないでしょうか?なお、SMビデオが登場するのは昭和60年頃。まだまだ先の話です。
閑話休題。この作品は複雑な設定となっています。一般的に設定が複雑だと作品がタコになる可能性が高くなりますが、この作品は青木玲の魅力のおかげで、だいぶ助かっています。途中、白いスリップの青木玲の緊縛イメージが写ります。これには参ってしまいました。長年、SMビデオを見ていますが、これだけ長い時間、完全な形でのスリップ緊縛イメージは例がないと思います。私のようにスリップフェチの方は、これだけでも見る価値があるのではないでしょうか?
責めとしては鞭と蝋燭しかありませんが、どちらとも青木玲の表情が良いです。特に蝋責めのシーンでは責めの前の涙がシーンを美しくしています。ただし、両方のシーンとも男優が演技過剰となっています。相変わらず、SMビデオは好きなシーンをダイジェスト版として編集していますが、男優のセリフをすべて消して編集しました。
いずれにせよ、青木玲の好きな方はこの作品は必見と思います。ぜひご覧ください。
(以上 2005年12月アップ)