新作情報551「十人の責め師 蛇鬼」(スーパースペシャル) 主演:加瀬あゆむ 監督:Taizo
(寸評)涙、鼻水、げろ、よだれ、半狂乱的反応。個人的にはドン引き。ただし中身の濃い、良心的作品。

私がSMに目覚めたのは、父親のSM雑誌を見たのがきっかけですが、中学生の当時、友人にはSM雑誌のことは一切黙っていました。おそらく、心のどこかにSMで興奮することを知られたくなかったのだと思います。もし、SMに全く関心がなければ、友人に面白おかしくしゃべったに違いありません。
友人に、平気でエロ本を立ち読みしているやつがいました。彼は面白いエロ本があると、その本屋に連れて行くというツアーコンダクターならぬエロ本コンダクターとして、皆に好かれていました。彼はSMについては全く関心がなかったのだと思います。当時はSMセレクトが発刊になった頃です。彼に案内されて見た小妻容子の「人気はこれまで」と題した小柳ルミ子をモデルとしたSM画は今でも鮮明に覚えています。
その本屋のSM雑誌のコーナーに「異の手帖」というエログロ雑誌がありました。今でも覚えていますが、定価は500円。表紙には出歯亀をやろうとしている男性のモノクロ写真。中身はオナニーやフェチをテーマとして小説や読み物、一部のヌード写真で構成されていました。その中に「げろ」と題した4枚組みのモノクロ写真がありました。これはヌードの女性が寿司の器にげろを吐く写真です。これは衝撃的でした。それ以来、数ヶ月間、寿司が食えなくなりました。
で、この写真を見てから、げろを見るのが非常に怖くなっています。一種のげろ恐怖症です。

前置きが長くなりました。
今回紹介する「十人の責め師 蛇鬼」は10人の責め師がAV女優の加瀬あゆみを責めぬくという作品です。冒頭、桜井珍太郎のイマラチオのシーン。加瀬はげろを吐きます。ここで、この作品はドン引きしてしまいました。したがい、桜井のコーナーは殆ど見ていません。
責め師は桜井珍太郎・長田一美×千葉曳三・海山公秀×奈加あきら・飛室イヴ×辰神麗子・ミラ狂美×長田スティーブ・乱田舞と加藤鷹によるファック。非常に良心的な作品であり、責めの内容もそれぞれの責め師の特徴が良く出ています。
ただし、SMにある淫美、羞恥、官能、罪悪とかいうキーワードとは無縁の作品です。2時間30分の長時間、加瀬は責めにより半狂乱になり、時々パニックに陥りながら、泣き叫びます。この作品が楽しめるかどうかは、女性のそういう反応が好きかどうかによります。個人的にはドン引きしてしまいました。
加瀬あゆみはまぁまぁ美人ではありますが、終始涙、鼻水、よだれで顔がめちゃくちゃになっていて、情緒的ではありません。
責めの種類は多岐にわたっています。パッケージに責めの内容が、詳細に書かれています。その点でも、この作品は良心的ではあります。まぁ、DMMのサイトでサンプルをご覧になり、嗜好に合うと判断されたら、見られた方が良いと思います。
繰り返しますが、良心的な作品ですが、加瀬あゆみの反応と鼻水、よだれ、げろで西村の嗜好には合わない作品でした。


    (2008年10月アップ)


目次に戻る