謎解きアートビデオ その2
(最終更新日:2006年1月15日)
マンボウさんの謎解きアートビデオその2
「蜜肉の罠」とアートビデオの謎
アートビデオの初期名作「蜜肉の罠」にも意外な謎が。。。
■Re:蜜肉の罠、そしてアートビデオの謎 投稿者: マンボウ 10/23[Sun] 21:36:41
みなさん、ご無沙汰しております。
亀レス専門のマンボウです。
このところマンボウは、自称Mコレの整理に忙しく、なかなか書き込みが出来ずにおりま
すことを大変申し訳なく思っております。
マンボウの隠匿する、膨大なビデオ、DVD−R、SM雑誌、同じく写真集などを整理、
分類していると、週2日の休日など、あっという間に過ぎ去ってしまいます。
アートコンプリート後少しの間、休養を兼ねて、少々SMの世界から遠ざかり気味でした
が、一念奮起して、Mコレ(マンボウコレクション)の整理に手をつけました。
パリコレをもじって、マ○コレと言ってもいいのですが、なんとなく卑猥ですので止めま
した。(笑)
ビデオ数百本、DVD−R800枚、雑誌・写真集約200冊の内、あちこちに隠匿して
あるものを、一箇所に集め、マンボウの死後、とんでもない所から、とんでもないような
物が出てきて、「おじいちゃんのエロ本が、又出てきたよ!もう全て焼いてしまったと思
ったのに、いったいどれだけ持っていたんだろう?一見まじめな顔をして、とんでもない
エロじじいだったんだね。」なんて言われない様に、何とかしたいと思い立った次第です。
西村さん、更新ご苦労様です。
常連さん通信へのアップありがとうございます。
新たに写真が添付され、より見栄えがするようになり、ありがたく思っております。
また、コンプリに関し暖かいお言葉を頂いた方々に改めて御礼申し上げます。
「蜜肉の罠」について、西村さんの改めてのご感想、大変興味深く読ませていただきまし
た。私も、初期のアートビデオの作品は、場当たり的内容で作りが粗い作品が多いと思っ
ていた時期があります。しかし、最近何作品か改めて見直してみて、意外に緻密に制作さ
れていることに気づきました。
「蜜肉の罠」についても、西村さんが触れておられる通り、けっこうよく構成された作品
だと思います。
以前にも少し書きましたがこの「蜜肉の罠」という作品は、私のとっては謎の多い作品で
す。
その謎とは
@ この作品の、本当の制作年代(製作順序)は、いつごろなのか?
A この作品の、最初の題名はなんというのか?
B この作品を含め、アート初期のビデオ全般に、なぜ当時の著名AV女優が、数多く出演しているのか(出演出来たのか)?
C 同じくこの作品を含め、アートビデオの初期作品の題名は、なぜあのように煽情的かつ奇抜な漢字使いがされているのか?
というような事です。
@の発売時期については、AWAWA地下室のHPにおいて、この作品はNo.1010の番号
がふられています。その理由は私には不明ですが、何か根拠があれば、ぜひ知りたいもの
です。
Aについては、実はこの作品は、本来「女高生・三穴責め」という題名であったらしいの
です。その根拠は、同時期の数作品の巻末についているダイジェストには、すべて「女高
生・三穴責め」という題名で紹介されているからです。
このようになっている理由は二つしか考えられません。
一つは、一時期「三穴責め」という題名で発売されたが(特に通販だけの時代に?)、店
頭販売の開始に伴い改題しての再発売となった場合。もう一つは、「三穴責め」が発売以
前に、何か不都合な題名であることから発売直前に題名変更となったが、ダイジェストの
中の題名表示は、メンテしないままに発売された場合です。
実際はどちらだったか定かでありませんが、私個人としては前者のほうに、より魅力を感
じます。
83年ダイジェスト(No.1032)では、すでに「三穴責め」に文字はなく、「蜜肉の罠」
で統一されていますし、復刻された、「アート初期通販特集・実録図鑑」(No.1154)に
於いても同様です。
Bについては初めて書きますが、アートビデオの初期の作品は、他社に比べて、特に著名
なビニ本女優が次々に出演しているように思います。
私の知っている範囲では
1013「餓狼の牙」 (丹羽さゆり=桂まゆみ =星野まゆみ)
1014「縄恋い女奴隷」 (夏木明美 =横田久美子)
1015「淫らな悪魔」 (桂るみ =速水純子 )
1018「地獄の美少女」 (小池洋子 = )
1021「セーラー服縄地獄」 (柏木恵子 =田村計 )
1026「汚辱の肉縄」 (内山恵子 =早乙女宏美)
1027「SM陰獣」 (田口ゆかり)
1028「蜜肉の罠」 (田辺由美 =華沢良美 =その他多くに別名)
1034「淫狼の牙」 (斎藤洋子 =真堂ありさ)
1039「SM肉食獣」 (宮田恵美子=菊島里子 )
などなど、当時の著名スター(?)勢ぞろいです。
私の知らない分を含めると82年から83年ごろの女優さんは、ほとんどがそうなのかも
知れません。
もちろん、ビニ本やURA本を含め、この世界でそれなりのギャラさえ出れば、女優さんた
ちは、どのようなジャンルの作品でも出演しておかしくはないのですが、それにしてもア
ートビデオは良くこれだけスターを揃えたものです。
Cについては、皆さんもそう思われるものと思います。
次から次に、新作が出てくるたびに、よくも種が尽きることなく、ご立派な(笑)題名が
思いつくものだと・・・・。
これら、@〜Cの疑問を考えていく内に、私は、ある推論にぶつかりました。
そして、最近、ついにその証拠と、疑問の全てが解消する結論にたどりつきました。
それは、
「アートビデオが発足時に一時名乗っていた『アートスタジオ』は、70年代後半から、
80年代初頭にかけて、この業界では中堅の、ビニ本製作(主に撮影)の会社であった。
」ということです。
アートスタジオがビニ本の世界から、SMビデオの世界へ転進してゆく経緯などの詳細につ
いては、次回詳しく述べさせていただきます。
■Re:蜜肉の罠、そしてアートビデオの謎 投稿者: 西村 10/24[Mon] 00:14:53
マンボウさん、こんばんは。
>西村さん、更新ご苦労様です。
>常連さん通信へのアップありがとうございます。
こちらこそ、ありがとうございました。
> その謎とは
> @ この作品の、本当の制作年代(製作順序)は、いつごろなのか?
> A この作品の、最初の題名はなんというのか?
> B この作品を含め、アート初期のビデオ全般に、なぜ当時の著名AV女優
> が、数多く出
> 演しているのか(出演出来たのか)?
> C 同じくこの作品を含め、アートビデオの初期作品の題名は、なぜあのよ
> うに煽情的か
> つ奇抜な漢字使いがされているのか?
> というような事です。
楽しい話題ありがとうございます。
>Aについては、実はこの作品は、本来「女高生・三穴責め」という題名であった
>らしいのです。
やっぱりそうでしたか。昼行灯さんから頂いたパッケージには「SM性乱学園」という副題がつい
ています。これを見たとき、おやと思いました。記憶では「三穴」という題名がついていたように
思います。
となると、やはり、いつ撮影されたか問題になってきますね。「懐かしの」でも書きましたが、冒
頭に「女子体操部」と書かれたドアが出てきます。この書き方がやけに素人臭いのです。もしかし
たら、「地獄の美少女」より以前に撮影されたのかもしれません。ただし、黒田透がひとりで出て
いるので、この辺りが新しいのかもしれません。真実はわかりませんね。
ところで、「こずえのマゾレポート」という素人モノのハシリのような作品がありますが、これに
は黒田透は出ていましたっけ?
■とりあえず・・・・アートビデオ 投稿者: マンボウ 10/24[Mon] 21:38:35
○西村さん
>ところで、「こずえのマゾレポート」という素人モノのハシリのような作品がありま
>すが、これには黒田透は出ていましたっけ?
記憶が定かでなかったので、さっそく見直してみました。
結果、黒田透は出ていませんでした(笑)。
この作品はアートスタジオの作品で、間違いなくアートの最初期の作品(第4作1016)
です。
最初のタイトルは、例の画用紙にマジックで書いたような懐かしいタイトル。
製作アートスタジオとはっきり明記されています。
(せめて、もう少し字の上手な人に書いて欲しかった。(笑))
男優は5名が出演しており、内一名は「緊縛師横溝一鬼」となっています。
他の4人も、見たことがあるような、ないような・・・・。
あらすじは、縛られてみたいと言う女の子が電話をかけてきます。
電話を受けた男性の第一声がなんと「はい、アートスタジオです」!!!
さらに、道を尋ねる女の子に「駅前にシャノアール?という喫茶店があるでしょう?
そのマンションの×階の○○号室が事務所です・・・・。」
このセリフ、実は第2作1014「縄恋い女奴隷」(夏木、黒田)で、電話を受けた黒田の
言うセリフと全く同じです。(笑)
あとは、たずねてきた女の子を縛って、5人でメチャクチャに・・・・。
作品としてはまずまずなのですが、女の子に「華」がないのと、男優が多すぎて責めが
散漫になるのが欠点です。
アート初期の作品の中では、目立たない存在と言っていいでしょう。
このビデオは、西村さんの仰るとおり「素人モノのハシリのような作品」ですが、主演
の森田こずえはどこかで見たような気がします。
多分、ビニ本女優ではなかったかと思われます。
ちなみに、アート最初期の作品(1013から1033)21本は、再発売の可能性がほとんど
ないようです。
アートの発表では、「マスターテープの損傷による」との事ですが、私の推測では、別
の理由・・・・「版権がらみの理由」によるものではないかと推測しています。
極端なことを言うと、マスターが痛んでいるなら、中古の状態のいいものを探してきて
マスター代わりに使っても、発売は可能だと思えるからです。
そんな中にあって、
1015 淫らな悪魔
1016 こずえのマゾレポート
1018 地獄の美少女(あの名作です!)
1019 狂い泣く肉奴隷
以上4作品は、三和出版から1994年ごろに、復刻再発売されています。
もちろんノーカットです。
まだ半分現役状態で、いまでも根気良くさがせば入手可能です。
オークションなどにも、けっこう頻繁に出品されています。
■re:とりあえず・・・・アートビデオ 投稿者: 西村 10/25[Tue] 01:16:26
マンボウさん、こんばんは。
古いビデオを語るのは楽しいもんですね。年ですかねぇ。
>結果、黒田透は出ていませんでした(笑)。
ありがとうございました。すっきりしました。
>(せめて、もう少し字の上手な人に書いて欲しかった。(笑))
同感です。蜜肉の罠の「女子体操部」という字も非常に汚い字です。同じ人かもしれません。
当時ワープロはもう出ていましたよね。脚ふみミシンみたいな机付きのやつだったかな。
>さらに、道を尋ねる女の子に「駅前にシャノアール?という喫茶店があるでしょう?
懐かしいです。シャノアール。ちなみに7月のオフ会の三次会はルノアールでやりました(笑)。
閉店間際に入店し、パソコンを囲んでハローさんから頂いたばかりの華沢良美のビデオを見ました。
>作品としてはまずまずなのですが、女の子に「華」がないのと、男優が多すぎて責めが
>散漫になるのが欠点です。
>アート初期の作品の中では、目立たない存在と言っていいでしょう。
剃毛しての股縄責めが印象に残っていますが、30分モノということもあり、仰るとおり目だちませ
んでしたね。個人的には最初に縛られる森田こずえのはにかみ方が好きで、2回ほど見ています。
>多分、ビニ本女優ではなかったかと思われます。
だと思います。
> まだ半分現役状態で、いまでも根気良くさがせば入手可能です。
> オークションなどにも、けっこう頻繁に出品されています。
すごいですね。「狂い泣く肉奴隷」の復刻版が出ているとは知りませんでした。
「淫らな悪魔」は復刻版で見ました。顔固さんがたまに触れられる名古屋のレンタルビデオ屋「サ
ウンドベイ」で借りました。
「淫らな悪魔」は有名なビニ本女優の○○○○(度忘れ)。杉浦さんのサイトにも登場しています。
「地獄の美少女」は小池洋子のことを「当時かなり話題になった美少女」と紹介しています。
しかし、「こずえのマゾレポート」が1016というのは興味深いです。「蜜肉の罠」の1010という数
字の謎で、今晩は眠れそうもありません(笑)。
■わりぃ、わりぃ(その53) 投稿者: 西村 10/25[Tue] 01:19:56
自己レスすみません。
マンボウさんの書き込みの中に、
>1015「淫らな悪魔」(桂るみ=速水純子)
とありました。
生まれて初めて見た浦本が彼女のでした。
■アートビデオ:復刻再発売4作品(三和出版)の謎 投稿者: マンボウ 10/26[Wed] 18:52:59
カメレス専門ののマンボウです。
数日前に、三和出版から復刻再発売された4作品に付いて、少しだけ触れました。
その4作品とは、再掲すると、
>1015 淫らな悪魔
>1016 こずえのマゾレポート
>1018 地獄の美少女
>1019 狂い泣く肉奴隷
なのですが、この4作品には大きな謎があったのですが、この数日間に、永年の疑問が
解決いたしましたので書かせていただきます。
<謎:その1>
それは、ビデオの最初の部分に、『アートビデオのご好意により、古い名作を復刻再発売
・・・』という文章がテロップで流れますが、その中の一文に、『この作品は198×年
の作品です。』と明記されているのですが、その年代をみて、ひっくり返りそうになりま
した。
マンボウの所有している、復刻版は「地獄の美少女」を除く3作品なのですが、
(地獄の美少女はオリジナルのDVD−Rです)
1015 淫らな悪魔 1981年
1016 こずえのマゾレポート 1982年
1019 狂い泣く肉奴隷 1981年 となっているのです。
(地獄の美少女は復刻版を持っていないので不明)
ご承知のように、アートビデオの真の第一作は、1982年秋発売(通販)の、「地下
室の淫魔」であるというのが、このHPでも定説となっており、峰一也氏も雑誌のイン
タビューのなかで、同様の事を明言しております。
また、公式の第一作は1983年?の「餓狼の罠」ということになっています。
では、上記三和出版の『1981年』とは、一体何を意味するのでしょうか?
AV業界において、諸事にあいまいで、ともするといい加減な記載や発言が結構多いと
いうことは、経験上知っております。
ほんの一例として、例えば既に閉鎖された某著名SM写真家のHP(写真は良い写真が
多かったです)に、丹羽さゆり(=桂まゆみ)の写真が掲載されていました。
ところが、その名前は「廣田晴美」、プロフィルには「東京の某有名大学の女子大生、
SMのモデルを体験する事により、心理学の・・・・以下略(文章はうろ覚えです)」
名前はともかく、そのプロフィルについては・・・、言葉が見つかりません。
本題の戻ります。
上記、発売年の記載の謎は、三和出版の単なるミスあるいは勘違いなのか、
それとも・・・・・。
マンボウは、この件に関して、一つの仮説を持っておりますが、その証拠が見つからな
ければ書き込めないので、もう少し研究して見ます。
蜜肉の罠の番号1010と同様に、謎は益々深まるばかりです。
<謎:その2>
実はこの復刻4作品に関しては、以前からもう一つ、疑問に思っていた事があります。
それは、
「なぜ復刻がこの4作品なのか?」そして「なぜ、この4作品だけなのか?」という
疑問です。
復刻版としての最初期の作品なら、私なら
「餓狼の罠」 (丹羽さゆり)
「セーラー服縄奴隷」(柏木恵子)
「地獄の美少女」 (小池洋子)
少し範囲を広げれば
「蜜肉の罠」 (田辺由美)
「淫狼の牙」 (斎藤洋子)
「SM陰獣」 (田口ゆかり)
など、名作候補に事欠きません。
よりによって、比較的地味なこれらの作品を選んだ理由がどうしても理解できませんで
した。
もう、数年の間、漠然とした疑問として頭に引っかかっていたのですが、昨日唐突に、
その理由がはっきりとわかりました。
ヒントになったのは、西村さんの
>「こずえのマゾレポート」という素人モノのハシリのような作品がありますが、
>これには黒田透は出ていましたっけ?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
という一言でした。
西村さんが、どのような趣旨でそういう質問をされたのかは定かでありませんが、私に
とっては、まさに「天からの一言」になったのです。
結論から言いましょう。
この4作品は、アート最初期のビデオで唯一「黒田氏の出演していないビデオ」だった
のです。
少し前、俳優黒田氏の引退にまつわる話を書かせてもらいましたが、この三和出版の、
4作品に発売時期が、1993年から94年にかけてであり、アートビデオとしても、
黒田氏の事情を考慮して、「黒田抜きの」4作品だけを復刻再発売したのです。
(再度4作品を早送りして、黒田氏がいないことを確認しました)
永年の疑問の一つが解決できたきっかけを作って下さった西村さんにお礼申し上げたい
と思います。
■re:アートビデオ:復刻再発売4作品(三和出版)の謎 投稿者: 西村 10/28[Fri] 02:08:17
マンボウさん、こんばんは。
いつも熱のこもった書き込みありがとうございます。
> とっては、まさに「天からの一言」になったのです。
私の疑問の趣旨は
1010という若い番号の「蜜肉の罠」に黒田透が出ているのなら、さらにそれより前に製作されたと
思われる「こずえのマゾレポート」に黒田が出ているのかという疑問です。私の理解では黒田は
アートの初期の初期には出ていなかったと記憶していたからです。したがい、「こずえのマゾレ
ポート」に黒田が出ていたのであれば、黒田は(私の勘違いですが)初期からアートに登場。出て
いなかったのなら、「蜜肉の罠」の1010という番号は単なる連番ミスではないかということです。
> この4作品は、アート最初期のビデオで唯一「黒田氏の出演していないビデ
> オ」だった
> のです。
鋭いです。この4作品はすべて見ていますが、そこまで気がつきませんでした。
■ミステリ 投稿者: 隅田川 10/29[Sat] 19:50:47
うう〜〜〜ん・・・(^^;
それにしてもゴミカキコが多いですねぇ。
マンボウさんの書き込みを拝見していましたら、なんとなく「アートビデオの謎」が
ミステリか「星を継ぐもの」とオーバーラップしてきました。
ほとんどマンボウさんはV・ハント博士ですね。
やっぱり内容のあるしっかりした書き込みは読んでいて楽しいです。
最近、自分のゴミの様な新作情報が掲示板自体の質を下げている様な気がしていまし
たので尚更です。
またマンボウさんのお身体の様に重ーい良質な書き込み、お待ちしていますね。
■初期アートビデオの謎:アートスタジオの作品 投稿者: マンボウ 11/06[Sun] 01:25:25
相変わらず亀レスのマンボウです。
本日は、アートスタジオ研究の第一弾となります。
探偵団の20世紀SMビデオベスト297の序文に次のような文章があります。
『1982年9月、初めてのSMビデオ「地下室の淫魔」がアートスタジオ(現在のアートビデオ
)から発売されました。』
又、別のページには「Koizumiさんの情報では『アートビデオ(初期はアートスタジオ)
の処女作は、昭和57(1982年)9月頃の地下室の淫魔という通販のみのもので、
4作目の餓狼の罠からショップに並ぶようになった』とのこと。したがい、アート最初
の販売ビデオは『餓狼の罠』で間違いないように思えます」とあります。
峰氏の雑誌のインタビューでも同様のことが語られており、少なくとも、このHPでは
上記のことが定説となっております。
その詳細の真偽には、個人的には若干の疑問が無いではありませんが、今回は定説に従
って話を進めさせていただきます。
今回のテーマは、上記の文章に出てくる「アートスタジオ」についてです。
初期のアートビデオが、アートスタジオという名前の製作・著作で作られていたことは、
多くの方がご存知のことです。
その事は、これらのビデオの初めに出てくるカンペかと思える、ブルーの画用紙に手書
きで書いてある、あの懐かしいタイトルで確認できます。
以前にも書きましたが、他社の同時期のビデオのタイトルに比べ、いかにも家内工業的
な貧弱さであると同時に、今見直してみると、大変懐かしいタイトルでもあります。
今回のテーマは、このタイトルに大きな関係があります。
この手書きのタイトルに、「製作:アートスタジオ」と明記された作品が、下記5作品
です。
1013「餓狼の罠」
1014「縄恋い女奴隷」
1016「こずえのマゾレポート」
1018「地獄の美少女」
1021「セーラー服縄地獄」
また、最初期の3作品「地下室の淫魔」「肉の贄」「縄鬼と浣腸魔」も、1013「餓狼の
罠」の巻末に付いていの予告編のタイトルから、アートスタジオの作品と確認する事が
出来ます。
さらに、理由は詳しく書きませんが、予告編の前後の関係などから、アートスタジオの
作品でなければ、つじつまの合わない作品が、
1015「淫らな悪魔」
1017「背徳の誘惑」
1019「狂い泣く肉奴隷」
そして
1028「蜜肉の罠」
(正確には「蜜肉の罠」は再発売であり、初版の「女高生三穴責め」がそれに当たる)
以上12作品が、現在、アートスタジオの名前で製作された作品、あるいは製作された
可能性の高い作品であると考えます。
実は、ここから先は全くの憶測ですが、もし、アートビデオの作品番号が1001から
カウントされることを前提としていたら、店頭販売の第一作「餓狼の罠」の番号が10
13であることは非常に興味深い合致ですが、偶然の合致かもしれません。
あくまで、可能性の域、推測の域を出ませんが、上記の12作品が通販のみで発売され
た作品で、店頭販売を開始した時の再発売を含めた第一作が「餓狼の罠」であったとい
う疑問を、私はずっと抱いたままです。
次に、パッケージに関する疑問です。
1013から1026までの14作品は、同じデザインのパッケージになっています。
ラインによるデザインの中央に、キャプチャー風の写真が据えられたおなじみのデザイ
ンです。
http://www.art-sm.com/image/1013/pc_l.jpg
実は、この画像では見づらいのですが、表裏ともに、上から二番目の緑色のラインに
「アートスタジオ・オリジナルビデオ」とはっきりと明記されているのです。
そういう意味では、少なくともこれらの14作品+最初期の3作品は、アートスタジオ
の作品なのかもしれません。
ちなみに、パッケージは、1027「SM淫獣」と1028「蜜肉の罠」の2作品のみがデザイ
ンが変化します。そして、もはや、アートスタジオの名称は出てきません。
http://www.art-sm.com/image/1027/pc_l.jpg
http://www.art-sm.com/image/1028/pc_l.jpg
さらにパッケージは、1029からデザインが変更されます。
http://www.art-sm.com/image/1029/pc_l.jpg
また、以前にも書いたと思いますが、アートビデオの通し番号(作品番号)が初めて
ジャケットに明記されるのは、1984年最初の作品、1033「秘肉曼陀羅」から
です。この作品は、1013から、21作目にあたります。
http://www.art-sm.com/image/1033/pc_l.jpg
1013から1032までの番号がさかのぼって振られたのは、これも以前に書いたとおり、
1032「83年ダイジェスト集・20人の牝獣 奈落の泡哮」に於いてです。
今となっては正確なことは知る由もありませんが、ジャケットの変遷やアートスタジオ
とアートビデオの名称の使い分け、あるいはジャケットのデザインの変遷などが、アー
トビデオの経営母体の変遷の歴史を連想させます。
そしてその動きは、(有)河村の創設や、1985年のビデ倫加盟、さらにはその第一
作「美畜」へと繋がる動きだったのではないでしょうか。
■お詫びと訂正 投稿者: マンボウ 11/06[Sun] 01:40:41
10月26日No.779で、下記のように書き込みました。
>AV業界において、諸事にあいまいで、ともするといい加減な記載や発言が結構多いと
>いうことは、経験上知っております。
>ほんの一例として、例えば既に閉鎖された某著名SM写真家のHP(写真は良い写真が
>多かったです)に、丹羽さゆり(=桂まゆみ)の写真が掲載されていました。
>ところが、その名前は「廣田晴美」、プロフィルには「東京の某有名大学の女子大生、
>SMのモデルを体験する事により、心理学の・・・・以下略(文章はうろ覚えです)」
>名前はともかく、そのプロフィルについては・・・
以上に書き込み以後、あるところで偶然に、丹羽さゆりの本名が「廣田晴美」と書かれて
あるのを発見いたしました。
真偽の程は確認できませんが、杉浦氏の記載が虚偽でではない可能性を否定できません。
したがって、ここで、先日の記載を訂正すると共にお詫び申し上げます。
■おそれいりました 投稿者: 西村 11/07[Mon] 00:59:01
マンボウさん、こんばんは。
すごいです。エロビデオ史を学問にまで高めた研究成果と思います。
梅原猛の「隠された十字架」、江川卓の「謎解き 罪と罰」を読んだときと同じ知的(痴的?)興奮
を覚えました。ありがとうございました。
なお、私も廣田晴美という名前をどこかで見た記憶があります。彼女はかなりの数のビニ本、盂蘭
盆に出ていますので、そこからだったかもしれません。
■Re:おそれいりました(私もです) 投稿者: 隅田川 11/07[Mon] 19:57:24
確かにマンボウさんの書き込みは、ほとんど学術論文の世界ですね。
質量ともに頭が下がります。
■私も恐れ入りました。 投稿者: ハロー 11/07[Mon] 22:37:01
マンボウさんの記述はすごいですね。「蜜肉の罠」がもともとは「女高生三穴責め」だったとは
知りませんでした。どんなパッケージだったか見てみたいです。しかし、「蜜肉の罠」は、とあ
るところの記述に「通販時代のものだ」という記述があったので、おや?と思ってはいたのです
が、やはりそうだったのですね。しかし、彼女の容姿を考えると、やはり83年撮影・販売であ
ることは間違いはないと思うのですが。発売年月がはっきりしているのなら、華沢良美(田辺由
美)ファンとしては、はっきり知りたいところです。それから、アートからなぜかこの時代の作
品がお宝DVDとして発売されないのは、ビデ倫加盟以前の作品ということが理由なのかな?と
思っていましたが、黒田の出演がキーになっていたとは・・・。そういえば、三崎真理子(京徳
ゆり子)出演の「悪魔の遊園地」も確かDVD化されていなかったことを考えあわせれば、その
ことが言えるのかもしれません。でも、いい作品は、そのようなことを乗り越えて再販してほし
い(できれば、デジタルリマスターで)と思います。そうそう、華沢良美嬢が出演していたビデ
オインターナショナルの「天使の排泄」の新品が欲しいな、と思い、本社ショウルーム(という
には少々しょぼかったですが)に問い合わせに行きましたが、数日後、マスターテープの状態が
悪すぎて商品にならない、との返事が返ってきました。本当のところはどうなんでしょうね?
ところで、この間、新宿ゴールデン街の中村酒店に飲みに行ってきました。かの中村京子さん
の経営のお店です。行った目的は当時のオレンジ通信に中村京子さんが掲載されていた号に華沢
良美嬢が掲載されていたので、その号を持ってこのモデルさん(華沢嬢)をご存知ないかな?と
思い、飲みながら聞いてみたのですが、「わからないな〜、あんまり広く交流があるわけでもな
かったからね〜」というお返事でした。でも、しっかりサインはもらってきましたけど。
残念・・・・。一度、当時のモデルさんからモデルの側からの本当の声を聞きたいものです。
相変わらず北朝鮮はしぶとい・・・。怪文書事件をでっち上げたり色々と工作してきます。
疲れます・・・。「SMヴァギナ石責め」の原稿を書かなければならないというのに。
■私はハローさんにも恐れ入りました。 投稿者: 西村 11/09[Wed] 22:26:33
ハローさん、こんばんは。
北朝鮮人との紛争、まことにお疲れ様です。
マンボウさんだけでなく、ハローさんの記述もすごいと思います。
>三崎真理子(京徳ゆり子)出演の「悪魔の遊園地」も確かDVD化されて
>いなかったことを考えあわせれば、そのことが言えるのかもしれません。
実はさりげなく京徳ゆり子のファンだったりします。
別の名前もあったんですか。勉強になります。
> ところで、この間、新宿ゴールデン街の中村酒店に飲みに行ってきました
> 。かの中村京子さん
> の経営のお店です。行った目的は当時のオレンジ通信に中村京子さんが掲載
> されていた号に華沢
> 良美嬢が掲載されていたので、その号を持ってこのモデルさん(華沢嬢)を
> ご存知ないかな?と
> 思い、飲みながら聞いてみたのですが、「わからないな〜、あんまり広く交
> 流があるわけでもな
> かったからね〜」というお返事でした。
さすがです。その探究心恐れ入りますです。私も見習わなければ。
>でも、しっかりサインはもらってきましたけど。
ははははは。
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