2000
年1月8日<土>02時12分懐かしのSMビデオ 第
1回「スレイブハンター90 生贄の季節」
ミレニアム新企画です(笑)。実験的に旧作の紹介をしたいと思います。もし皆さんの評判が良ければ、新作情報の合間に書き込みたいと思いますので、ご意見頂けると幸いです。
まず、第1回はこの名作を取り上げます。
「生贄の季節」は生涯見たSMビデオで最も好きな作品です。発売されたのは、1990年。10年前の作品ですが、今見ても、古さを感じさせません。発売された当時は海外勤務をしており、この作品は友人が送ってくれたSM雑誌の紹介記事で知りました。パッケージを見て、何てきれいな女優なんだろうと思いました。紹介記事はモノクロでしたが、水玉のミニのワンピースで緊縛されて椅子に腰掛けている主演女優の清潔さ、パッケージの「私は今地獄にいます。里矢、壮絶に女」というコピーに参ってしまいました。この作品を知ってから見るまでに1年以上掛かりました。また、見たときも全く期待を裏切らない作品でした。
主演は島崎里矢。プロフィールは生年月日1971年9月17日、血液型O型、168cm B88cm W60cm H88cm、出身 東京都、出演作「危険な欲望[ARN]」「生贄の季節[CM]」です。首筋から腰につながるラインが美しく、着衣・全裸とも素晴らしい緊縛姿でした。本作品は彼女が19才の時の作品で、役柄も19才の新人OLという設定でした。
ストーリーは島崎扮するOLが、恋人に騙され、巨額の連帯保証人になってしまい、金の代わりに中野D児と速水健二の調教を受けるという、単純で明解なストーリーです。冒頭、島崎がグリーンの水玉模様のミニのワンピースで、会社の封筒を持ち、街を歩くシーンがあり、それに速水のナレーターが重なります。歩く島崎のかわいらしいこと、冒頭から期待が高鳴ります。
責めはバラエティーに富んでおり、かつきついです。
白いミニ姿で緊縛された島崎を中野と速水で、裸にしてゆき、最初からアナルを犯します。この時の島崎の抵抗は演技とは思えず、興奮出来ます。
続くバイブ責めは私選バイブ責めシーンのベスト10に入ると思います。穴あきパンティだけの島崎をベッドに大の字で拘束し、乳首から責めます。島崎は電気が走ったように、身体を大きくのけぞらせます。性器を責める前に速水がパンティの穴に指を入れ、濡れていることをなじります。その時の島崎の反応も良いし、なんと言っても、バイブ責めに対する反応が自然です。声と息が段々と荒くなり、最後はエクスタシーを迎えますが、その過程が演技と思えない色っぽさです。
中盤の鞭責めでは、全裸の島崎に犬の格好にさせ、長めの鞭でかなり強く責めます。最後には、失禁し、フローリングに流れた液体に島崎の泣く姿が映り、SM色の濃いシーンです。フェラチオの後、後ろ手で縛られた島崎を目隠しし、椅子に座らせ、鼻の穴に煙草を入れます。かなり、煙たそうですが、お構いなしに乳首にクリップをはさみます。個人的には目隠しと煙草責めは余分だと思いましたが、これが好きな人もいるのでしょう。
最後の蝋責めは、SMビデオ史上、最高の蝋責めシーンだと個人的には思っています。中野と速水が2本ずつ、赤い蝋燭を持ち、後ろ手で緊縛され、赤いパンティ1枚の島崎の全身を責めます。島崎という女優、緊縛姿はきれいですが、彼女としては、SMが苦手だと思います。その為、却ってSM色が強くなっています。責められている時の泣き声は号泣に近く、蝋から逃げようと空しく抵抗する姿は非常に印象的です。蝋責めで気持ち良くなるというのは、信用出来ません。やはり、苦痛責めにはこのように涙を流しながら、抵抗して欲しいものです。
本作品には、表のファックシーンがなく、その点は不満でしたが、表のファックシーンは別のビデオでも見られますから、良いとしました。(なお、島崎里矢の表のファックシーンは『絶頂バイブル』という自主規制ビデオが最も良いと思います)
もし、本作品をレンタルビデオ屋で発見したら、絶対見ましょう(名古屋ならZXさんの書き込みにあったレンタル植田にあります)。シネマジックメモリアルの実勢価格は4,000〜5,000円くらいでしょうか。その価値はあると思います。
蛇足ですが、島崎里矢の姉里美もSM女優で「美しき訪問者」に主演しています。姉も美人ですが、「美しき訪問者」の設定がいまひとつピンと来ずあまり好きな作品ではありませんでした。